歯科医療を通じて、人々が健康で豊かな人生を送れるように従事し、地域社会に貢献すること。
そのためには単に疾病を治すだけでなく、予防と健康管理に重点を置き、専門家としてそれぞれの人の人生観に合ったヘルスアドバイザーとなることが必要であると考えています。
すなわち“ 同じ病名はあっても、同じ病気はないと考えて一人一人にあった診療を心がける ”こと。
時代は常に変化し、医療の考え方、治療法も変貌し続けています。
このような多様化で情報過多の中、何を選択すべきか判断するには常日頃の研鑽が不可欠です。
真の医療を目指す。
これが私たち三上歯科クリニックの使命であり、願いです。
三上歯科クリニックは、
以下の「歯科診療の“3つのP”」を理念としています。
そのために、週一回の院内定期勉強会を開催し、常に新しい情報収集に努めます。
また、情報を共有化し、新しい取り組みを行う場合は随時ミーティングを開催します。
診療を通じて得た情報は、直ちに現場にフィードバックできる風通しのよい診療体系を構築してまいります。
そして、患者さんが安心して治療を受けられるよう
- 見せる診療:レントゲン・写真や検査データを見せて説明する診療
- 診せる診療:それらをもとに患者と共に治療を進める共診断診療
- 魅せる診療:ここに来てよかったと言ってもらえる診療
を責任を持って行っています。
カリオグラムによる説明
“見せる診療” “診せる診療” “魅せる診療” の一つとして、当院では「カリオグラム」による説明を行っています。
単に歯磨き指導とフッ素塗布だけを行う予防ではなく「なぜ自分は虫歯になってしまったのか?」「原因は何なのか?」を知ることが大切と考えています。
- 虫歯発生の原因(リスク因子)をカリエスリスク検査することで客観的に見ることができる“見せる診療”。
- どうすればその危険性が避けられるのか診断することによる“診せる診療”。
- 今まで知らなかった自分のことを知り、確実性のある魅力ある治療と予防の“魅せる診療”。
虫歯のリスク因子が見つかっても、それを患者さんが理解できるように説明しなければ意味がありません。カリオグラムはこれらの診療を可能にし、カリエスリスクをしっかりと患者さんに伝えることができます。
カリオグラムは、予防歯科先進国、スウェーデン・マルメ大学のペターソン博士によって開発された、患者さんにカリオロジー(虫歯論)を説明しやすいソフトです。
検査結果を入力すると、「この先虫歯を避ける可能性は何%か?」のリスクが円グラフで表示されます。
患者さんが今どのような状態にあるのか、改善のために効果的なプログラムは何かなど、個別で具体的なコミュニケーションが可能になります。
シンプルでわかりやすいビジュアルも、患者さんを行動に導く大きな要因の一つです。
診療理念・使命を全うするために、当院では診療以外にも多くのことに取り組んでいます。
キッズデンタルパーク
0歳から親子で始める、遊んで学べる歯・発育のための小児予防歯科
「小児歯科」といえば、虫歯の治療や予防、ブラッシング、フッ素塗布、そんなイメージがあると思いますが、その他にも大切な事があります。それは、口腔機能、つまり、お口の働き(呼吸、噛む、嚥下、話すなど)です。
この「お口の機能」の基礎ができる時期はいつなのかご存じですか?
お腹の中、そして生まれてから1歳までの過ごし方にとても影響されます。乳幼児期の「抱き方」「授乳の方法」「寝かせ方」「靴の履き方」により姿勢が作られますが、姿勢が悪くなることで理想的な鼻呼吸ができなくなり、お顔の発達が未熟(発達不全)のまま年齢を重ねることになります。その結果、顎の発育不全が起こり、歯が並ぶスペースが足りなくて永久歯の歯並びが悪くなります。
そうならないように、「今できること」を歯科医師、歯科衛生士、保育士が子育て世代の親子の皆さんの健やかな発育サポーターとしてお迎えします。
「これでいいのかな」「もっと早く知りたかった」などの育児中の皆さんからのお声をたくさんいただいております。「遊ぶ」「学ぶ」「自立」を理念に、保護者、お子様、そして私たちスタッフと一緒に、心も身体もより健康に育むことを目指しましょう。
禁煙指導
喫煙は全身と歯肉に大きなダメージを与えます。
本当は止められたらいいんだけど・・・
でも、禁煙は決して難しくありません。
1日3箱吸っていた私(副院長 三上豊)も禁煙できました。
是非、当院の禁煙指導をお試しください。
院内勉強会
当院では週1回の定例勉強会を実施しており、最新の知識と技術の習得に努めています。
また、救急隊員による救急救命処置の特別勉強会なども行いました。見た目以上に体力を使う作業ですが、職員全員汗を流してがんばりました。
ポスカ(POs-Ca)勉強会ではスタッフ全員で参加し、グリコの方による直接指導をいただき有意義な講義となりました。
院外セミナー・講演
歯科衛生士学校や施設にて講演を行い、地域医療の向上にも貢献しています。
医院の外に目を向けることで気づくことはたくさんあります。
医療安全管理
医療安全は、医療の質にかかわる重要な課題です。
当院では毎月1度の定例会を開催し、安全管理体制の確立を図るとともに、安全な医療の遂行を周知徹底しています。
全職員が医療安全の必要性・重要性を認識し、患者さんが安心して治療を受けられる環境を整えることが私たちの目標です。
訪問診療
近隣の老健施設や養護施設から在宅診療まで、チーム医療でがんばっています。
食育
「食育」は生きる上での基本であり、 “知育” “徳育” 及び “体育” の基礎となるべきものとされ、「食育」によって全国民がさまざまな経験を通じて食に関する知識と食を選択する力を修得し、 健全な食生活を実践することができるようになることを目標にしています。
私たちは「健康」と「生きる力」の源として食育を推進しています。
- 妊産婦歯科健診
- フッ素塗布
- 学校歯科
- 成人歯科健康診査
- 障害者歯科診療
- 訪問歯科診療
- 歯の衛生週間に講習会や手作りおやつ、歯科健診およびフッ素塗布
- 枚方市健康フェスティバルへの参加
- 警察協力歯科医会
ところで“地域医療”とはなんでしょうか?
地域住民の健康維持・増進を目的として、医療機関が主導し、保健福祉・行政機関・住民・企業などが連携して取り組む総合的な医療活動です。
要するに「診療室以外での医療活動」のことです。
本当に地域の健康を考えるなら、診療に来た方だけを対象にしていてはいけないと考えています。
診療だけが医療ではないし、活動の場は診療室だけではないのです。
1.受付・問診 |
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受診申込み・問診票の記入をしていただきます。
診療室にてご記入いただいた問診票をもとに、来院までの経過と補足事項をお聞きします。
診察を受けるうえでお聞きになりたいことや希望もお話しください。
2.口腔内診査 |
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お口の中の虫歯や歯の欠損、歯周病の状態を診査、記録をします。
歯周病の治療が必要な方は、後日、専門的な検査を実施いたします。
3.レントゲン検査 |
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診断および現在の病状と今後の変化を知るために、お口全体の歯や骨の状態を調べるレントゲン撮影をレントゲン室で行います。
レントゲン検査でわかること
歯周病の進行状態
骨の状態は目で見ても、外観上わかりません。
歯周病ではレントゲン検査は必須と言えます。
虫歯の進行状態
画像の“丸で囲まれた部分”が虫歯なのですが、目で見て見つけることができません。
このような隠れ虫歯もレントゲンを撮ることで発見できます。
4.口腔内写真撮影 |
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5.カリエスリスク検査の説明 |
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治療方針の決定と一生使える歯を残すために、必要な健康管理を行う上で非常に大切で有意義な検査です。
保険対象外の検査なので希望者のみ検査の方法と内容をご説明します。
6.応急処置 |
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主に除痛などの主訴に対する処置を行います。